プラント工事では、工場の分野や規模によって必要な資材・工法など様々なものが異なります。
担当になると初めはわからないことが多く困ってしまいますが、1つでも早く知識を身に付けて業務に臨みたいものですよね。
今回は、プラント工事に関わる「電気工事」についてご紹介していきます。
またこの記事を見れば、電気工事業者とのやり取りがいつから始まるのか見えてきますよ。

プラント工事で必要な電気工事内容
プラント工場では、電気配線や電気機器などの設計・設置・メンテナンスを行う仕事がメインです。
対応する内容も多岐にわたりますが、ここでは「受変電設備」「配線工事」をご紹介します。
受変電設備の設置
プラント工場には様々な設備があり、一般の建物では比較にならない電気容量を使用します。
一般的に50kW以上の電力需要があるため、電力会社から6,600Vでの受電をしなければなりません。
高圧のため変電設備を設置して、工場内で適切に使用できる電力まで落としていきます。
また生産工場であれば、停電時に対応できるように発電用発動機の設置が必要です。
配線工事
プラント工事では、大型設備専用の動力電源を各機器まで伸ばしていきます。
それ以外にもネット通信用・照明用・電源やコンセント用など、様々な用途に適した配線を各階・部屋ごとに行き渡らせる必要があります。
また万が一の場合に備えて、水濡れ・漏電・発熱などの対策が重要です。
電気工事に必要な能力
第1種電気工事士・電気工事施工管理技士など、資格を有する方が在籍していると安心です。
しかし資格以外だけではなく、現場に合わせて臨機応変に対応できるだけの技術・実績・経験を持ち合わせた方達の仕事が最も重要といえるでしょう。
まとめ
プラント工事に関する電気工事では「受変電設備の設置」「配線工事」が必要な現場がほとんどです。
また現場ごとに専門の知識が求められるので、資格だけではなく技術・経験が求められます。
規模・専門性が高い現場ほど、実績が豊富な電気工事業者選びが重要といえるでしょう。